来週の日本株の読み筋＝２００日線超えに注目

来週の日本株の読み筋＝２００日線超えに注目

2009/05/08 18:08

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臆病者のための株入門

　来週（１１日－１５日）の東京株式市場では、１１日の日経平均株価は、先週までの株価急上昇の反動から利益確定売りが優勢となり、小幅安の展開が想定される。米国金融機関に対する不安が一部後退し、株価は好材料に素直に反応しやすい地合いだが、実体景気への懸念は払しょくされ切っていない。株価は週末にかけ、企業決算、経済指標を消化しながら一進一退の値動きとなる公算が大きい。ただし、２００日移動平均線（８日終値９６１８円）超えを達成できれば、一段高局面へ移行する可能性が出てくる。

　１１日にはロシアのプーチン首相が来日する予定。１３日までの滞在期間中、日露両国は核物質を移転する際の法的枠組み「原子力協定」に調印する運びだ。ロシアは東芝 <6502> ほか日本の重電メーカーとの間で原発技術に関する提携関係を結びたい意向を持つとも伝えられており、来週は「ロシア関連」「原発関連」への注目度が高まりそうだ。

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　個別経済指標では、３月景気動向指数（１２日午後２時）、３月国際収支状況（１３日午前８時５０分）、３月機械受注（１５日午前８時５０分）、４月企業物価指数（同）がある。海外では、４月米小売売上高（日本時間１３日午後９時３０分）、５月米ミシガン大学消費者信頼感指数（日本時間１５日午後１０時５５分）を注視したい。

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