SSブログ
お願いします 人気ブログランキングへ にほんブログ村 為替ブログへ
にほんブログ村

F-22のステルスコーティングには潜在的欠陥、ロッキードの元技術者が会社を告訴 [ニュース情報]

F-22のステルスコーティングには潜在的欠陥、ロッキードの元技術者が会社を告訴

2009/7/8 22:58 - 1979年にロッキード・スカンクワークス(ロッキード社の先端航空機開発部門)に入社。以来、1999年に会社を解雇となるまで、F-117、B-2、F-22などのステルスコーティング素材の研究開発に従事してきたダロール・オルセン(Darrol Olsen)氏が、会社への復職と解雇後の未払い給与の支払い、および、F-22の潜在的欠陥によって米国政府が受けた損失の補償として米国政府にF-22 1機あたり5000万ドルの返還を求める訴訟をカリフォルニア州連邦地方裁判所に対して起こしていたことが6月30日までに、明らかとなった。

原告側による訴訟資料によるとF-22は、レーダー波吸収のために3層から構成される複合材によるステルスコーティングが施されており、最下層は機体面に対するサーフェーサー的機能と表層に塗られるレーダー吸収素材を留めるための粘着層が、そして中間層にはレーダー波吸収用のポリウレタン素材がコーティングされており、その上で最表層には中間層が電波吸収を行った際に生じる熱を低減させるための金属素材によるコーティングが行われているとした上で、F-22の生産機では生産工程での品質管理上の問題でコーティング層に問題が発生したが、会社側はその事実をもみ消した上でトップコートを設計上の規定値よりも272キログラム上塗りすることで内層の欠陥を封印したと主張している。

オルセン氏がこの問題を上司に相談すると、上司は従業員規則にある会社命令服務規定を盾にしてこの問題は米空軍の担当者には話してならないと強要した上で、問題が漏れることを恐れてオルセン氏を解雇したとしている。

2008年3月にはエンジンナセル内のステルスコーティングが剥離を起こしてF-22のファンブレードを損傷するという事故が実際に発生していたが、2008年3月に起きた事故とオルセン氏が指摘したステルスコーティングの欠陥問題の関連性は今のところ不明。

この訴訟そのものは2007年に提訴されていたが、司法当局の判断により控訴手続き保留の処置を受けていた。

【提供:テクノバーン】
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

ブログを作る(無料) powered by SSブログ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。