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2月8日来週の東京外国為替市場見通し=「PIGS」諸国の財政問題が焦点、ユーロや高金利通貨は一段安か [為替予想]
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2010/02/05 19:09
予想レンジ:1ドル=87円-91円50銭
8日からの週は、欧州諸国の財政問題がドル・円を左右する展開が予想される。特に市場関係者の関心が高いのは財政赤字に苦しむ「PIGS(ポルトガル、イタリア、ギリシャ、スペイン)」諸国の動向。足元ではギリシャやスペイン、ポルトガルの財政不安がリスク資産売り・円買いの動きにつながっている。
市場では、「株式やコモディティの価格は調整の域を超えるほど下げている。機関投資家などが資産アロケーション(分配)の変更を行っている可能性がある」(三菱UFJ信託銀行 資金為替部営業推進役・酒井聡彦氏)との声が聞かれた。
来週もPIGS諸国の財政に関するネガティブなニュースが出れば、欧州を中心に各国株式が下落し、ユーロや高金利通貨の売りが強まるとみられる。ユーロの値動きに影響を与える材料としては12日発表予定のユーロ圏09年10-12月期実質GDP(域内総生産)も見逃せない。
5日発表の1月米雇用統計の結果が来週の為替相場に与える影響も重要となる。外為どっとコム総合研究所 社長兼主席研究員・植野大作氏は「市場が期待していたほど雇用が回復していなければ、リスク資産に対する買い意欲が一段と低下し、ユーロ圏のソブリンリスクがクローズアップされやすくなる」と指摘する。米経済指標では11日発表の1月小売売上高と週間の新規失業保険申請件数が材料視されそうだ。特に新規失業保険申請件数は4日発表分が弱い数字となり、ドル・円が大幅に下落する一因となっただけに注目したい。
来週は米国債の入札が予定されている。9日は3年債、10日は10年債、11日は30年債の入札がそれぞれ実施される。足元では米長期金利に低下圧力がかかっているが、入札結果が好調となり長期金利が一段と低下すれば、ドル・円を押し下げよう。
ドル・円の下値メドとしては87円ちょうどを挙げる声が複数聞かれた。「ドル・円がさらに円高方向で推移し、日経平均株価が1万円を大きく割り込んで下げ幅を拡大すれば、当局が口先介入などで相場を落ち着かせようとする可能性がある」(植野氏)という。一方、ドル・円の上値としては3日の高値91円28銭が意識される。(坂本浩明)
【提供:モーニングスター社 】
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