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豊田章男さん、米国に張りついてください [コラム集]
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トヨタ自動車にとって日本市場より米国市場の方が数等重要なことは火を見るより明らかなのだから、豊田章男社長はこんな時、日本に居ちゃいけなかったのじゃないだろうか。
米国へ張りついて、全米50州を片っ端から回り、草の根を掘り起こす必死の広報努力がいる。それを、トップ自らやる。
問題が起きた時、日本人トップが出て行かないでどうする
米国現法の米国人社長には、決して代わりが務まらない。トヨタはたとえ北米工場産でも日本車だと思われていて、だからこそ品質にプレミアムがついていたのだから、問題が起きた時、日本人トップが出て行かないでどうする。
NASCAR(National Association for Stock Car Auto Racing=ナスカー)レース会場なんかが絶好の舞台かもしれない。ここに多いのは圧倒的に米国車ファンで、外国製のクルマに乗るなどは愛国者のわざでないとする人たちが少なくない。
よもやアンチ・トヨタのシンボル・ロゴをつけたTシャツを着た連中とか、旭日旗ふう図柄をバックに"SAY NO TO JAPCAR"と書かれたバンパーステッカー(などというシロモノがある)をクルマに貼りつけて来る輩とかが多数派なわけはないが(米国人の良識と教養程度からして)、そんな手合いがいたって構うものか。ハンドマイクで即席演説会にしたらいい。
見せるのは男気だからだ。
行く先々で黒山の人だかりをこしらえて(事前に協力者を配置)、地元紙翌朝の一面トップを狙う。そんなことをあっちこっち、社長自ら至るところでやって、やったら必ずご当地選出上下両院議員かそのスタッフに一言挨拶する。
ダニエル・イノウエ上院議員を取り込んではいかが
ダニエル・イノウエ上院議員などは、地上を走るすべてのものと、空を飛ぶあらゆるもの、空中を伝播するどんなものも自分の管轄(上院で)なのに、韓国の連中はしょっちゅう会いに来るが日本車メーカーからはろくすっぽ人が来ない。日系人として応援してやるつもりでいるのにどうしたことだと常々慨嘆していたのだから、この際しっかりご指導願おう。
隻腕の上院議員は第2次大戦のヒーローで、人々が寄せる敬意は今もって篤い。議員自身にもいろいろな場所で一肌脱いでもらう。
同じトヨタを批判するのだって、クルマという無機物だけを念頭に置いてするのと、あの顔、あの声、あの人を思い出しつつするのとではトーンが違ってくる。そのためにもトップが自ら出て行くべきなのだ。
で、何をしゃべる?
どんなに英語が堪能でも日本人に原稿は書かせてはいけない
何をしゃべったらいいかは分からないが、誰に原稿を書かせてはいけないかは分かる。
トヨタ本体の日本人スタッフにたとえ流麗な英文を書ける人がいたとしても、書くのは米国一流のスピーチライターでなくてはならない。たぶん、トヨタが相手だと15分もの原稿1本につき、請求金額にしてざっと300万円は下るまい。
行く先々で、地元の肌合いに合わせた話にせねばならず、その対応が必要だ。カリフォルニア州など最近GM(ゼネラル・モーターズ)との合弁工場を閉鎖したばかりで、当然しこりが残っている。でもそこを避けると、弱虫扱いになる。だから絶対に行かないといけないが、そこで何を話せばいいか。
難問を突破するためにこそ、米国人のPRコンサルタントと超一流スピーチライターを帯同しないといけないのである。
そればかりではない。アドリブの応接法などにつき、最低3時間は毎回トレーニングする必要がある。大体豊田章男氏にはお見受けするところ眼ヂカラがないから、いいコーチがぜひともいる。
そこらへん、指導してくれる人でもあるべきで、とするとフィーは天井知らずになるかもしれないが、委細を言っている場合ではない。
ソニーのアキオ(故・盛田昭夫)さんに見習うべし
生まれながらのPRマンだったソニーの故盛田昭夫氏に生前米国のことを聞きに行ったら、菜っ葉服を着て現れ、トレードマークのギョロ眼とダミ声で、トリニトロン・カラーテレビを米国における攻撃から救い、救うのみならずもっと売り込むため、どれだけ草の根レベルの対話に自分が力を注いだか力説してくれたのを思い出した。
盛田氏の英語といったら、時制や単複がどうのといった細かいところは一切無視、発音もめちゃくちゃ。それでもガンガンしゃべり続け、倦むことを知らないからその迫力に大概の米国人は気圧されるといったていのものだった。
トヨタの社長も英語が上手いの下手のと言っている場合ではない。行って、ぜひ盛田さんのようにやってほしい。
もはやトヨタ一社の問題ではない。日本ののれん自体がかかっているからである。
またぞろ現れた陰謀説をも草の根パワーで跳ね返せ
またぞろ陰謀説が出ている。ビッグスリーと政府の結託がどうのといった・・・。何せGMはGovernment Motorsなのだから結託どころの騒ぎではない。一体だと見ておいた方がいいくらいだ。だからどうだというのだろう。跳ね返すのみ。 「草の根で、ワシントンを包囲すればいいと思った」と、確かそんなことも盛田さんは言っていたと思う。日本に寄せる米国人消費者の信頼は篤く、トヨタ車への信頼もまた同様だ。 善意の貯水池は枯れていない。ただしポンプで奔流にするには、トップの全人的献身が不可欠なのだと思う。
【提供:AFPBB News】
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