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来週の東京外国為替市場見通し=ドル・円は弱含みか、米金利低下受けたドル売り続くかに注目 [為替予想]



2010/07/02 18:28

 予想レンジ:1ドル=84円81銭-89円98銭

 5日からの週、ドル・円は弱含みか。市場ではドル・円の値動きをみるうえで、2日発表の6月米雇用統計の結果に注目する向きが多かった。雇用統計が市場予想よりも悪い結果となり、ドル・円が1日の安値86円97銭を大きく下回る展開となれば、来週は09年11月30日の安値84円81銭が下値メドになるとみている。

 ただ、週明けの東京市場で株安と円高がさらに進んだ場合には当局が口先介入を行うことも考えられる。

また、来週は6日に6月ISM(米サプライマネジメント協会)非製造業景気指数、8日に週間の米新規失業保険申請件数といった米経済指標の発表が予定されているが、それ以外に重要とみられる米経済指標の発表はない。
ドルを一段と売り込む動きにはなりにくい可能性もある。

 ドル・円の上値メドは、24日の高値89円98銭とみている。

「2日発表の米雇用統計が市場予想より良かったとしても、その材料だけでここまで下落基調を強めてきた米金利が上昇トレンドに転じるとは考えにくい。引き続き米金利低下がドル・円の重しになる」(大手金融機関)との見方があった。

 ユーロ・ドルは上値の重い展開か。

「ユーロについて特段買い材料が出たわけではない。米景気悪化懸念からユーロ・ドルはもう少し戻りがあるかもしれないが、そこは売り場だと考えている」(同)という。

ただ、09年11月高値(1.5144ドル)から6月安値(1.1875ドル)までの下落幅の23.6%(黄金分割)戻しの水準となる1.26ドル台半ばを超えると、「ユーロ・ドルはテクニカル的に買い戻しがさらに進む可能性がある」(新生銀行 キャピタルマーケッツ部部長・政井貴子氏)との指摘も出ていた。

 豪ドルに注目。

6日にはRBA(豪州中銀)の政策金利発表があるほか、8日は豪州の6月雇用統計の発表が予定されている。RBAは政策金利を据え置くと予想されているが、声明文が市場の予想以上にハト派的な内容となれば、豪ドル売りが強まるとみられる。

豪州の雇用統計は新規雇用者数の市場予想が前月比1万5000人増と5月分(同2万6900人増)から悪化が見込まれている。1日には6月中国製造業PMI(購買担当者景気指数)の弱い数字を受けて豪ドル・円が下げ幅を拡大し、ドル・円を下押した。豪州の雇用統計についても市場予想より大幅に下ブレした場合は豪ドル・円が下落、ドル・円に下押し圧力がかかる展開が想定される。(坂本浩明)

【提供:モーニングスター社 】
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