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来週の東京外国為替市場見通し=欧州ストレステストの結果に注目、ユーロ売り再開のきっかけになる可能性も [為替予想]


2010/07/16 18:54

 予想レンジ:1ドル=86円00銭-89円50銭

 19日からの週は、23日に予定されている欧州金融機関のストレステスト(健全性審査)の結果発表に注目。

自己資本が過小であると判断された銀行が市場の想定以上に多い場合は、ユーロ売り材料になると予想する。

市場では、「足元の戻り相場でユーロ売りポジションの持ち高調整もだいぶ進んだとみている。ストレステストの結果発表をきっかけに再びユーロ売りが強まることも考えられる」(外為どっとコム総合研究所 社長兼主席研究員・植野大作氏)との声が聞かれた。逆に結果がおおむね良好だったとしても、「公表内容が不透明な場合は投資家が疑心暗鬼になる」(同)とされるため、ユーロの上昇は限定される可能性がある。

結果を失望して欧米株式が下落すれば、投資家のリスク回避目的の円買いが進むだろう。

 ドル・円は20日発表の6月米住宅着工件数、22日発表の6月米中古住宅販売件数が重要。

足元では弱い米経済指標がドル売りの要因となってきただけに、米景気悪化を想起させる悪い内容となればドル売りが強まると予想される。

 また、21日にはバーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長が米上院銀行委員会で半期に一度の金融政策報告を行う。6月22-23日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)の声明文で海外要因についての言及があっただけに、「バーナンキ議長が、欧州の景気減速が米国経済に与える影響について発言するかに注目している」(大手証券)との指摘が出ていた。

さらなる米景気悪化リスクやFRBによる追加の金融緩和の可能性が示唆されれば、ドル・円に下押し圧力がかかるとみている。

 もっとも、ドル・円が反発することも考えられる。来週も米主要企業の4-6月期の決算発表が相次ぐ。これまで発表された米決算は悪い内容ではなく、来週の決算が市場の予想以上に良い内容となり米国株式が堅調に推移すれば、ドル・円は上昇が見込まれる。

また、15日に発表された週間の米新規失業保険申請件数が市場予想よりも良好な内容となったため、来週も同指標が強い数字となれば7月の雇用統計に対する期待感からドル・円が下げ渋る可能性がある。

 ドル・円の下値メドとしては86円ちょうどをみている。

米長期金利がさらに低下した場合にはドル・円はもう一段下落する展開が想定される。一方、今週(12日からの週)は89円台前半では上値が重い展開となっており、90円台回復は難しいと予想する。(坂本浩明)

【提供:モーニングスター社 】
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コメント 2

株の初心者

いつも参考にしております。
また遊びにきます。
ありがとうございます。
by 株の初心者 (2010-07-18 00:33) 

ayu15

140円ぐらいからあれよあれよと言う間に90円きりましたね。また急に円安になるのはいつの日でしょう??
by ayu15 (2010-07-21 09:04) 

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