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豚インフルエンザ関連株投資、傾向と対策 [ニュース情報]
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メキシコで発症したとされる豚インフルエンザの感染拡大が続いているようです。アメリカ、カナダ、スペインでも感染者が発見されたとのこと。これ以上広がらないで欲しいものですが、株式投資の観点からこの問題を見ると、関連株に当然のように買いが入ることになるでしょう。
関連株としてまず注目を集めるのは、中外製薬 <4519>になるでしょう。インフルエンザ感染症治療薬「タミフル」の製造販売を手がけるため、インフルエンザということばが出てくるとこの株はすぐに反応します。
富山化学もインフルエンザワクチンの開発に力を入れていて、関連株といえたのですが、同社は昨年8月上場廃止になってしまいました。富士フィルム <4901>の傘下に入ったためです。それなら富士フィルム株はどうかとなりますが、富山化学が傘下にあることを知る人は少なくなりつつあるため、富士フィルムが関連株が積極的な買いを集める可能性は低くなってしまうでしょう。
では医薬品株では他に関連株はないのか。栄研化学 <4549>があります。この会社は臨床検査薬の大手。インフルエンザであるのかどうかの確認にはこの会社の臨床検査技術が求められることから、株は関連株として人気を集める可能性があります。
これらの医薬関連株以上に市場が関心を持つことが考えられるのが、ダイワボウ <3107>です。昨年末、新型インフルエンザが話題なった時にはこの株が値を飛ばしました。10月安値の166円から、12月26日には514円の高値を付け、その上昇ぶりは圧巻でした。この会社は「抗ウイルス不織布」を製造しているため、人気を集めやすいのです。
以上の他、同じく不織布では日本バイリーン <3514>、さらにマスク関連ではシキボウ <3109>、日清紡 <3105>、ユニ・チャーム <8113>などがあります。うがい薬では明治HD <2269>も。
以上は主だったところであり、他にも多数の関連株があり、それぞれ人気を集める可能性があるのですが、ではこれらへの投資で成果が上がるかとなったら話は別です。インフルエンザ関連株は短期的な上昇に終わってしまうのがほとんどだからです。
最近の例では前述したダイワボウ株の急騰と急反落があります。同社株も短命でした。ただ同社株は大化けしました。そのため初動段階で投資できた人は大いに潤ったことになるものの、出動が遅れた人はとんでもないことになりました。
高値514円をつけたあと急落に次ぐ急落、3月13日には174円まで下げ、上昇初動の166円近くまで戻ってしまいました。実に極端な動きになったことになりますが、インフルエンザ関連株の難点はこのようなところにあります。インフルエンザが話題にならなくなるとたちまち急落してしまうのが普通です。
今回もこうなるとは決まっていません。続伸することもあるでしょう。しかし過去のインフルエンザ関連株の値動きを振り返る限り、ここはやはり最大の警戒が必要になります。豚インフルエンザの拡大が続いたとしても、リスクがあります。話題として大きいだけに初動段階で買いが集中してしまい、その後は大量買いが続かない。こうなることも考えておかねばなりません。
この場合、株価は反落してしまう恐れがあり、当然警戒が大事で、このような点を考えると豚インフルエンザ株への投資は超目先投資が得意な人なら別ですが、通常感覚での対応は非常に難しいといわざるをえません。
豚インフルエンザ、もっと大変なことになりそうだ。株を買ってみよう。この程度の思惑で投資するならやめておきたいものです。対応が難し過ぎます。
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