今晩のＮＹ為替の読み筋＝ＮＹダウにらみ、株安なら「ドル・円は短期筋主導で下値模索も」

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７日のＮＹ外国為替市場は、ＮＹダウにらみの展開となりそうだ。株高基調となれば高金利通貨が対円で上げ幅を拡大しよう。ＮＹ原油が上昇すれば資源国通貨には追い風となる。７日の東京時間にはオセアニア通貨が強含んだ。ＲＢＡ（豪州中銀）は事前予想通り政策金利を３．００％で据え置くことを決定。声明文で「豪州の経済状況は数カ月前の予想ほど悪くない」としたため、豪ドル買いにつながった。ＮＺドルは、４月－６月期ＮＺＩＥＲ企業景況感指数が大きく改善したことが買い材料となった。オセアニア通貨買いの流れが継続するか注目される。

　ただ、ＮＹダウが下落すれば円高リスクが高まる。「テクニカル面の弱さからドル・円は短期筋主導で下値模索となる可能性がある」（米系銀行）との指摘が出ている。ドル・円は２００日移動平均線（６日＝９５円７３銭）を割り込んでいるほか、日足一目均衡表の「雲」の下限（同９６円１４銭）を下回っている。８日からのサミットを前に、「新しい準備通貨」をめぐって中国やロシアなどの政府高官が発言すれば一時的にドル売りが強まる展開も見込まれる。

　７日には３５０億ドル（３兆３３００億円）規模の３年債入札が行われる。６日には８０億ドル規模の１０年物インフレ指数連動債の入札で堅調な需要が確認されたこともあり、市場では「入札は好調に終わって当然」（欧州系銀行）との見方が多いが、入札後の米長短金利の動向には要注意。

［ 株式新聞速報ニュース／ＳＵＰＥＲ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］
提供：モーニングスター社

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