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来週の東京外為市場見通し=ドル・円は米国株式と米金利動向にらみの展開か [為替予想]
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2009/09/04 18:58
予想レンジ:1ドル=90円00銭-95円00銭
7日からの週、米国で主要経済指標の発表が少ないなか、ドル・円は米国株式と米金利動向をにらんだ展開となりそうだ。円買い要因となってきた米国株式の下落と米長期金利低下の流れが変われば、ドル・円は底堅く推移しよう。
市場では、「4日発表の8月米雇用統計発表後のマーケット動向にもよるが、米国株の調整は一服した可能性があるとみており、米長期金利が現在の水準よりも一段と低下する展開は想定しにくい。92円台で底固めをして、93円台、94円台を狙う動きになるとみている。ただ、輸出企業のドル売りがあるため、95円台まで戻すのは難しい」(ドイツ証券 シニア為替ストラテジスト・深谷幸司氏)との指摘が出ていた。
もっとも、下値不安もくすぶっている。4日発表の8月米雇用統計が投資家を失望させる悪い内容となれば、リスク回避姿勢が強まり、円高トレンドが継続するとみられる。7月安値の91円70銭台を割り込めば、フシ目となる90円ちょうどが次の下値メドとなる。
次期政権を担う民主党が為替介入に対してどのようなスタンスを取るかは明確になっていないが、「民主党関係者が円高容認の発言をすれば、さらにドル・円に下落圧力がかかるだろう」(東京都民銀行 シニア為替アドバイザー・角田秀三氏)との声が聞かれた。ただ、「多くの機関投資家は今期の想定為替レートの下限を90円としており、90円台では値ごろ感からドルを買う動きが出ると予想される」(欧州系証券)、として、90円割れは難しいとみる向きもある。
11日には中国の8月経済指標(小売売上高、鉱工業生産、固定資産投資など)が発表される。ただ、中国株式が足元で底堅く推移しているため、「指標を受けて中国株式が反応すれば、円は動意づくとみられるが、4日発表の8月米雇用統計を受けた為替相場のトレンドを変えるほどの重要性はない」(深谷氏)という。
提供:モーニングスター社
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