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「景気と株価 二番底の恐怖」 日経平均株価、7000円割れ再来?!=(2・下) [二番底の恐怖]

2009/11/20 19:15

●欧米の景気は強弱感が対立

 欧米については、各国の景気刺激策が、来年前半で終了するものが多く、各調査機関の来年の展望も強弱感が分かれている。ただ、そのなかでも、各国の政策や技術革新にからむ分野、製品は引き続き成長が期待される。

例えば、地球温暖化ガス削減のための化石燃料からの代替エネルギー関連。原子力発電や、太陽光発電システムなどがそれで、国家政策もあり、各国の雇用創出につながりつつある。また、技術、生産面で日本が他国をリードしていることからも、欧米市場向けの需要復調のリード役になる公算が大きい。


 技術革新では、パソコンの新型OS(基本ソフト)「ウィンドウズ 7」搭載によるパソコンの代替需要、ネットブックパソコンの成長、携帯電話の万能マシン化、デジタルAV(音響・映像)機器の代替需要が挙げられる。工作機械のアジア向け復調も、これら技術革新に絡む生産増勢の動きが多分に影響している。世界半導体統計が10年の世界半導体市場規模を前年比7.3%増から12.2%増に上方修正したことも、アジアだけでなく、欧米の景気復調を含んでのものだろう。


 これらの技術革新製品には、日本企業製の半導体デバイス、ディスクリートの電子部品がたくさん使用されている。生産の多くがアジアを中心とした海外に移転しており、輸出統計上は表面化していないが、電子部品各社の連結ベースの生産稼働率は、海外生産の復調で、ピーク時の80-90%に復調してきている。


 以上から、外需は先行き、企業業績を引き上げる方向に働くにしても、回復の足を引っ張る可能性は低いといえよう。


 外需関連の個別企業では、自動車部品で、デンソー <6902> 、日信工業 <7230> 、小糸製 <7276> 、自動車ではインド好調のスズキ <7269> 、建設機械でコマツ <6301> 、日立建機 <6305> などが注目される。


 欧米を含めた世界展開と技術革新では、原子力と半導体で東芝 <6502> 、原子力発電用部材で日本製鋼所 <5631> 、太陽光発電とデジタルAV機器でシャープ <6753> 、三洋電 <6764> を子会社化することで、電気自動車用リチウムイオン電池トップとなるパナソニック <6752> 、電子部品では村田製作所 <6981> 、太陽光発電にも絡む京セラ <6971> 、機構部品の最大手で、海外生産が進んでいるアルプス電気 <6770> などが挙げられる。


【提供:モーニングスター社 】
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