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3月29日 来週の東京外国為替市場見通し=ドル・円は米経済指標にらんだ展開か、雇用統計が最注目 [為替予想]
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2010/03/26 18:57
予想レンジ:1ドル=90円50銭-93円76銭
29日からの週、ドル・円は米経済指標をにらんだ展開になりそうだ。最大の注目は4月2日発表の3月米雇用統計。
市場予想は非農業部門雇用者数が前月比18万7000人増、失業率が9.7%となっている。非農業部門雇用者数は2月の同3万6000人減から大幅に改善することが見込まれているが、背景には「政府の国勢調査実施に伴う雇用増の影響が3月から本格的に出始めるとみられる」(外為どっとコム総合研究所 社長兼主席研究員・植野大作氏)ことがある。非農業部門雇用者数が市場予想よりも強い数字となれば、ドル・円はさらに上値を目指す展開になるだろう。市場ではドル・円の上値メドとして1月高値の93円76銭を挙げる声が複数聞かれた。しかし、非農業部門雇用者数がマーケットの失望を誘う内容となれば、「ドル・円は24日以降に大幅上昇する前の水準である90円台半ばまで下落する可能性がある」(同)との指摘が出ていた。
来週は期末、期初にまたがる週となるため、事業法人や投資家による売買のフローに注意したい。「これまでも為替市場で3月期末まで続いていた流れが4月に入り大きく変わることがよくあった」(大手信託銀行)という。足元では米国株式およびドルが買われ、米国債が売られる傾向があるが、「米経済のファンダメンタルズに基づいたものではなく、CTA(商品投資顧問)やヘッジファンドなどが主導しているとみる向きもある」(同)との見方があった。
ユーロは上値の重い展開か。EU(欧州連合)は25日、ギリシャ支援についてユーロ加盟国とIMF(国際通貨基金)が協力して行うことで合意したものの、ユーロの戻りは限定的となっている。フランスやドイツが4月2日、5日と祝日で休場となるため、「連休前に欧州勢によるユーロの買い戻しが出ることも考えられる」(同)。ただ、「4月以降のギリシャの公的債務の借り換えを投資家は警戒している。ユーロを積極的に買う材料は見当たらない。ユーロ・ドルは来週1.3ドルちょうどまで下げる可能性がある」(植野氏)という。(坂本浩明)
【提供:モーニングスター社 】
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