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今晩のNY為替の読み筋=ドル・円は83円台まで下落か、介入警戒感は後退、金融政策でも日米欧で格差 [ニュース情報]


2010/08/24 19:24

 24日のNY外国為替市場では、ドル・円が83円台まで下落する可能性がある。

23日の菅直人首相と日銀の白川方明総裁の電話会談、きょうの野田佳彦財務相の会見を経ても当局からは具体的な円高対策が示されていない。

市場では為替介入への警戒感は一段と後退しており、24日に発表される7月米中古住宅販売件数の結果次第ではドル売り・円買いが一段と強まるとみている。足元で広がる日米欧の金融政策の方向感の違いも、円独歩高を演出する。

 7月米中古住宅販売件数の市場予想は465万件(前回は537万件)。たとえ市場予想より良い内容でも、ドル買いの動きは限られるとみる。あす25日には7月米新築住宅販売件数、27日には4-6月期米実質GDP(国内総生産)の発表が控えており、新規のドル買いには結びつかないだろう。

 反対に、市場予想を下回れば米景気に対する悲観論がいっそう高まり、リスク資産売りの様相を強めそうだ。ドル・円は83円台までの下落が現実味を帯びる。日本時間午後5時から記者会見に臨んだ野田佳彦財務相からは円高阻止に向けた具体的な措置は示されなかった。市場では「27日には4-6月期米実質GDP改定値、9月3日には8月米雇用統計の発表が控えている。日本の当局は雇用統計を通過するまで単独にせよ為替介入はできないだろう」(大手邦銀)との見方も出ていた。

 ドル・円が83円台に沈んだ場合、NY時間引け際にかけてドルの買い戻しが進む展開も見込みうるが、介入への警戒感は一段と後退している。

83円台で25日の東京市場が始まる可能性もある。

 ユーロも上値が重いと予想。ギリシャなどユーロ圏の周辺国が抱えるさまざまな懸念要因に再び関心が向かっているほか、20日にはウエーバー独連銀総裁が「ECB(欧州中銀)は年末まで無制限の資金供給を維持すべき」と発言。10日のFOMC(米連邦公開市場委員会)声明文でFRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策の方向性が追加緩和含みに大きく舵を切られたのと同様、ECBの金融政策も緩和強化の方向にあるとみられている。そうしたなか、日銀の追加緩和策はまだ出ておらず、円独歩高の口実となり続ける。(和田崇彦)

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社
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コメント 2

Silvermac

政府、日銀の無策には、企業は穏やかじゃないですね。民主党の内紛にはウンザリです。
by Silvermac (2010-08-25 06:11) 

まーぶる

>Silvermacさん
ご訪問&コメント有難うございます。
やっと、日銀は動きそうですが、民主党も分裂で、結局まとまらない政府が続いていますがどうしたいのかが良く分からないですね。
どうしても保身に走っているようにしか見えなくなってしまうのが残念です。
by まーぶる (2010-08-29 23:04) 

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