来週の日本株の読み筋――神経質な展開を予想

来週の日本株の読み筋――神経質な展開を予想

2009/04/24 18:15

　来週（４月２７日－５月１日）の東京株式市場で、日経平均株価は、本格化する企業決算発表の内容を注視しながらの神経質な展開が予想される。主力銘柄の１０年３月期業績予想が保守的な場合は売り材料になる。大型連休を控えて様子見機運が支配するなか、国内外の重要経済指標・イベントの動向に左右される地合いが週を通じて続く可能性が高い。

　米国が主導して主要１６カ国を招聘（しょうへい）する「エネルギーと気候に関する主要経済国フォーラム」準備会合が２７－２８日に米ワシントンで開催されるため、環境関連銘柄に注目が集まる場面や、０８年１０月安値時の信用取引期日が週末に到来するのを控え、売り長銘柄・直近の売り残増加銘柄に買い戻しが入る場面も想定される。ただ、相場が本格的に動意づくのは連休明けとするのが大方の見方。市場が期待する９０００円台固めは５月７日以降に持ち越されそうだ。

　経済指標・イベントは、国内は３月鉱工業生産（３０日午前８時５０分）、３月新設住宅着工（同午後２時）、４月東京都区部／３月全国消費者物価指数（５月１日午前８時３０分）、日銀金融政策決定会合（３０日）、３月有効求人倍率（５月１日午前８時３０分）、３月完全失業率（同）が集中する。
　海外は１－３月期米ＧＤＰ（国内総生産）速報値（日本時間２９日午後９時３０分）、４月米ＩＳＭ（サプライマネジメント協会）製造業景況指数（同５月１日午後１１時）がある。

［ 株式新聞速報ニュース／ＳＵＰＥＲ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］
提供：モーニングスター社

タグ：来週 読み筋 株価予想 日経平均株価 決算発表 ３月期業績予想 大型連休 エネルギー エネルギーと気候に関する主要経済国フォーラム 経済指標 ３月新設住宅着工 ３月全国消費者物価指数 日銀金融政策決定会合 製造業景況指数