NY外為予測：ISM製造業景況指数と米金利に注目−CAFX

本日の欧州市場ではポンドの買いが強まった。HSBCの決算が予想より良好だったことや、英製造業PMIが50．8と前月改定値、市場予想平均のいずれも上回ったことなどを受けた。ストップロス誘発を狙った仕掛け的な買いも加わって上げ幅が拡大。ポンドドルは一時2008年10月21日以来の高値となる1．6879ドルまで上昇したほか、ポンド円は160．20円と6月30日以来の高値を付けている。

　ニューヨーク市場では23時にISM製造業景況指数の発表がある。予想では46．5と前月の44．8からの改善が示されている。ただ、今週は欧米で重要経済指標の発表が相次ぎポジションを傾けにくいほか、先行指標とみなされているシカゴPMIは市場予想を上回っている。よほど良い内容でなければ反応は限られそうだ。注意点があるとすれば米金利の動向だろう。先週末は米GDPに直接反応するというよりも、米GDPを受けた米金利低下に為替相場は反応した。今日は米国株だけでなく、米国債相場にも注意を払いたい。（情報提供：株式会社サイバーエージェントFX）

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