来週の日本株の読み筋＝決算発表本格化を前に値固めか

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来週の日本株の読み筋＝決算発表本格化を前に値固めか
2009/10/16 19:24


　来週（１９－２３日）の東京株式市場は、国内企業の決算発表本格化を前に値固めの展開か。
　来週から国内企業の決算が出始めるが、主力は週後半から翌週（２６－３０日）以降で、相場への影響は限られそうだ。日経平均株価は週足チャートで１３週移動平均線、ＴＯＰＩＸは２６週線が上値を抑える形で、ともに上値は重そうだ。一方、「足元の円高一服は一時的なものと疑う見方が根強い」（中堅証券）との声が聞かれるものの、１６日引け後に円相場は１ドル＝９１円台を回復しており、輸出関連株を中心に買い戻しの勢いも強まってくるだろう。


　１６日はインフルエンザの患者数増加で、全国平均で注意報レベルとなったことから、シキボウ <3109> など関連銘柄が上げに転じた。決算前で積極的に動きづらい局面ではあるが、１９日は新型インフルエンザの国産ワクチンが解禁されるほか、特に手掛かり材料難の相場が続くため、こうした材料株が改めて意識されてきてもおかしくはない。このほか、個別では、１００円割れの懸念が強まる日本航空（ＪＡＬ） <9205> などに注目が集まりそうだ。

提供：モーニングスター社

タグ：株価 来週 予想 10月19日 Windows7