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「黒い飛行機が飛ぶ日」-株価も上昇気流に乗って [アナリストレポート]

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「黒い飛行機が飛ぶ日」-株価も上昇気流に乗って

2009-12-24

 かつて世界の工場と言われた日本も、その地位はとうの昔に中国に奪われ、最終製品の世界シェアはジリジリと低下している。

そうした中、シェアの点で健闘しているのがより上流のメーカーだ。最終製品を作るのにもちろんノウハウは必要だが、最新の設備と高品質の部材、そして安い人件費があれば、一定の優位性を得ることができる。

 例えば中国の繊維産業だが、これを支えているのは日本製の自動織機、自動編み機、ミシンなどである。これにファーストリテイリング(9983)のエッセンスが加わり、東レ(3402)がヒートテックを素材として供給したこともあって、ファストリテの今日の繁栄を生んだ。製造装置や特殊な原材料の開発は一朝一夕でできるものではないだけに、高い競争力を持つ間にさらに優位性を高めていけば、日本の活路が見いだせるはず。しかし、その際には株式市場の活性化策が欠かせない。

いくら技術を磨いても、時価総額が低ければ、中国企業の買収の的にされるのが落ちだ。

 さて、その東レだが、米国で現地12月15日午前、ボーイング社の次世代旅客機「B787」が初飛行に成功したことで、「黒い飛行機」を飛ばすという夢が実現に向け大きく動きだした。黒い飛行機とは?それは全身を炭素繊維で包んだ飛行機である。

同社は炭素繊維で世界シェア約35%(生産能力ベース)のトップ企業で、B787の主翼、尾翼、胴体など、1次構造体用の炭素繊維複合材料に関し、2021年まで独占供給契約を結んでいる。今年11月末現在のB787の受注残は840機とされ、月産10機として7年分の受注がある。


 月産10機ペースで同社には年間400億円の売上が立つ見込み。今3月期は期初からの減産で、第2四半期累計(4~9月)の同部門の売上は約210億円。下期も同様の減産状態を続けるため通期売上は400億円強にとどまりそう。つまり、B787の量産が始まれば売上は今期の倍になる。

また、B787の初飛行が2年以上遅れたことで崩れていた炭素繊維市場の需給に、改善が見込まれることの意味も大きい。

 炭素繊維は飛行機以外にも風力発電や、自動車の軽量化などにも需要増が見込まれ、単なる炭素繊維ではなく、樹脂を含浸させたシート状のプリプレグとして高付加価値品を販売できる同社にとって、需給の改善は願ってもないこと。

今第2四半期(7~9月)だけを見ると、炭素繊維以外の部門は第1四半期(4~6月)に比べて大きく収益が改善し、すべてが黒字化しているだけに、1年先とはいえ炭素繊維部門に急回復が期待できることを考えると、株価の景色も変わってよさそうだ。

【提供:モーニングスター】
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