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FXを極める=弁慶 [コラム集]

FXを極める=弁慶

2010/01/22 18:39

 リスクの矢が、四方八方から飛んでくる。
 弁慶が立ち尽くしている。

 刺さる。刺さる。刺さる。

 リスクを、回避せよ。



 インドは、分かれている。

 29日、インド準備銀行が金融政策決定会合を開く。

 中国に続き、何らかの金融引き締め策を打ち出すとみられている。インドでは、12日発表の09年11月鉱工業生産が前年同月比11.7%増と、市場予想(同10.0%増)を大きく上回る好結果が出たのに続き、14日発表の09年12月卸売物価指数は前年同月比プラス7.31%と、前月の同プラス4.78%から大幅に上げ幅を拡大した。

 しかし、市場では議論が分かれている。利上げなのか。それとも、流動性吸収策としての現金準備率(市中銀行が預金総額のうち中銀に預けなければならない比率)の引き上げなのか。ここに、波乱の芽がある。

 米国。

 きょう22日には米上院本会議でバーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長の再任承認をめぐって採決が行われると報じられている。しかし、「失われたマサチューセッツ」が米民主党、そして再任承認を待つバーナンキ氏に重くのしかかる。

 19日投開票のマサチューセッツ州上院補欠選挙では、共和党の候補が民主党の候補を破り、民主党は自らの金城湯池を共和党に明け渡した。補選の結果、上院(定数100)における民主党の議席数は59となり、共和党のフィリバスター(議事妨害)を阻止できなくなった。ばかりではない。医療保険改革、さらには11月の中間選挙に向けて不透明感が高まった。

 報道では承認の採決は22日だが、医療保険改革の審議の影響で採決が行われるか不透明。しかし、仮に採決が行われる場合でも、上院議長のバイデン副大統領が「発声による承認」を求めたときに、「投票による採決を求める議員が出れば、それだけでバーナンキ議長の威信にキズがつく」(エコノミスト)。

 26日からはFOMC(米連邦公開市場委員会)が始まる。
 31日の任期切れを前に、議会の承認を受けないまま、バーナンキ氏がFOMCに臨む可能性がある。

 中国。

 21日の衝撃。09年12月の消費者物価指数は前年同月比プラス1.9%。前月の同プラス0.6%から急伸した。

 一方、中国の銀行による新規融資は急拡大。1月の最初の2週間で新規融資は1兆1000億元を超えたと報じられている。20日には、中国銀行業監督管理委員会の劉明康委員長が10年の新規融資額が約7兆5000億元になるとの見通しを示したが、1月の滑り出しで早くも年間の約15%の融資がなされたことになる。

 当局は預金準備率の引き上げに続き、資金吸収策を次々と打ち出している。しかし、まだまだ、まだまだ過剰流動性は市中に溢(あふ)れている。
 金融引き締め懸念は続き、中国株の上値は重い。

 日本にも、波乱の芽はある。

 23日午後には民主党の小沢一郎幹事長が自らの政治資金管理団体の土地購入に絡み、東京地検特捜部による任意の事情聴取に応じる方向。週末に「小沢氏逮捕、幹事長辞任」という形で急展開を遂げれば、政局の混迷は一気に深まり、一時的にせよ週明けの日経平均株価には下げ要因となろう。

 円は、買われやすい。

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

【提供:モーニングスター社 】
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