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今晩のNY為替の読み筋=ドル・円は上値の重い展開か、資源国通貨や新興国通貨の対円での下落を警戒 [為替予想]

2010/05/06 19:05

 6日のNY外国為替市場で、ドル・円は上値の重い展開か。ギリシャなど南欧諸国の財政問題に対する懸念が一段と強まれば、投資家のリスク回避目的の円買いが進むとみられる。「ユーロの下落ばかりが注目されがちだが、足元では資源国通貨や新興国通貨もかなり下げている。ドル・円はクロス円の下落が重しになるとみている」(欧州系銀行)との指摘が出ていた。もっとも、6日の東京時間では「93円台半ばでドル・円を買いたいとする向きは多い」(大手金融機関)との声が聞かれており、ドル・円の下落局面では押し目買いが入る展開も想定される。「日足一目均衡表の基準線が位置する93円30銭付近を下回るかどうかに注目している」(前出の欧州系銀行)という。


 ユーロは弱含みか。6日はスペインが20億ユーロ(約2400億円)-30億ユーロの政府債を発行する予定で、入札結果が不調となればユーロ売りにつながる可能性がある。6日はECB(欧州中銀)理事会が開催される。ECBは3日にギリシャ国債についての適格担保基準の適用を一時的に停止すると発表しており、「追加的な措置が発表されることは想定しにくい」(同)という。トリシェECB総裁がECB理事会後の記者会見で南欧の財政問題についてどのような発言をするか注目される。「緊縮財政による景気の落ち込みでECBの金融緩和の出口が遠のくとの印象を与えれば、ユーロ売りの材料になる」(外為どっとコム総合研究所 社長兼主席研究員・植野大作氏)とされる。
 市場では、6日のNY時間にユーロ・ドルが1.3ドルの大台を回復するのは難しいとの指摘が複数出ていた。一方、下値では1.27ドルを割り込む展開を予想する見方もあった。

 イギリスでは6日に総選挙の投票が行われる。投票は日本時間7日午前6時に締め切られる予定。「(労働党や保守党ではない)第3党の自由民主党の躍進を予想する見方もある。選挙結果は読みにくく、ポンドに与える影響は不透明だ。6日の欧州時間からNY時間にかけて選挙動向が材料視されることはないとみている」(植野氏)という。(坂本浩明)

【提供:モーニングスター社】
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