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FXを極める=号泣のギリシャ、微笑みの中国 [FXを極める]

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2010/05/07 19:57

「はじめから、リージョナル・カレンシーのつもりだった。基軸通貨を目指そうなどとは考えていなかった。とにかく、統合通貨を始めようという気持ちだった」

 2月、あるシンポジウムでこう語ったのはEU(欧州連合)の関係者である。
 このとき、すでにギリシャ問題はマーケットのかく乱要因になっていた。

 ユーロの「分裂」はない。

 分裂のときにパニックが起こることをみんな、知っている。コア国の独仏はギリシャ関連のエクスポージャーを抱えている。ギリシャがユーロを脱退すれば損失が膨らんでしまう。一方、ギリシャが旧通貨・ドラクマを復活させれば暴落の波にさらされ、対外債務は膨張、ギリシャ国内はハイパーインフレに見舞われるだろう。

 国家、存亡の危機。

「融資を受けるのは3年。その先はどうするのか。問題の先送りに過ぎない」

 アール・ビー・エス証券の西岡純子チーフ・エコノミストはこう指摘する。EUとIMF(国際通貨基金)は向こう3年間でギリシャに1100億ユーロ(約13兆円)の融資を行う予定。しかし、わずか「3年」で、「ギリシャの言うとおり」、財政赤字が名目GDP比3%以内に収まるとは考えにくい。

 ギリシャは、ルールを守れない国である。ユーロ加盟以降、たった1度しか、「財政赤字を名目GDP比3%以内にせよ」との基準を達成したことがない。

 ギリシャの統計は、信用されていない。データ見直しのたびに、増え続ける財政赤字。EU統計局は不信感を抱いている。

 マーケットは、ユーロの存続を疑っている。

 やがて、ユーロ加盟各国はユーロシステムの再建に乗り出すだろう。しかし、NYダウの1000ドル超という瞬間的な大暴落に象徴される、超高速化する取引システムのなかで「ユーロ」は耐えられるのか。

「はじめから、リージョナルカレンシーのつもりだった。基軸通貨を目指そうなどとは考えていない。とにかく統合通貨を始めようという気持ちだった」

 今回の騒動でほくそ笑んでいるのは、

 中国である。

 世界の眼がギリシャに向かっているあいだに「外圧」が緩和、中国独自の判断で人民元の切り上げをしやすくなった。10日、11日には4月分の経済指標が一斉に発表される。人民元の切り上げ思惑は、マーケットのもう1つの波乱要因になる。

 しかし、人民元の切り上げは中国経済にとって必要だから、決断されるもの。
 インフレの高まり、流動性の膨張に抗するため。

 人民元を切り上げたから即利上げ、ではないことに注意する必要がある。欧州圏のソブリンリスクの高まりで中国にとっての外部環境は不安定化しつつある。中小企業や農村にとって、利上げは毒である。

 だから、中国は人民元の切り上げには踏み込んでも、利上げは行わないだろう。
 中国が得意な、論理の使い分けである。(和田崇彦)

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

【提供:モーニングスター社】
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