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政府・日銀が“ヒーロー”に? [アナリストレポート]



2010-09-13

 ギリシャ・ショック以来、円相場と日経平均株価は強い相関関係にある。

最近はまるで、システム売買の仕組み商品が存在するかのように、円高の日に日経平均は律儀に下落し続けているが、果たしてこの状態はいつまで続くのか。

 潮目の変化にはまず、米国景気悪化懸念の後退が必要だが、当面、一進一退が予想され、あなた任せでもある。
一方、円相場を見れば、1ドル=83円台半ばまで円高が進み、1995年に付けた最高値79円75銭が視野に入ってきた。
率にしてあと約4.5%の円高で到達する。

これを日経平均に下落率として当てはめると、約8600円の水準。

確かに1ドル=80円割れまで進めば、あり得ない値段ではない。

しかし、・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 しかし、1ドル=80円は大きなフシ目であり、パニック的な動きがない限り、簡単に突破するとは考えにくい。動きの鈍い政府・日銀もさすがに介入という手段に打って出るかもしれない。

現状で日経225種PBR(株価純資産倍率)が1.1倍割れまで低下していることも考え合わせると、これまでの相関関係が崩れるタイミングが近づいていそうだ。

 その兆しはある。

8月25日の日経平均の安値は8807円で、これも1ドル=84円割れを映したものだが、その時よりも円高が進んだ9月8日の日経平均の安値は8997円にとどまった。

この動きを見るにつけ、今後、介入が必要なほどの円高に進んだ場合、同時にPKO(株価維持政策)で株価を援護射撃すれば、その予想外の行動がこれまでの円高・日経平均安という、一見、理屈に合った安易な均衡を崩す可能性は高い。

相場とはそのようなものだろう。

今までの不評を払しょくして、ヒーローになれる千載一遇のチャンスだ。

 ともあれ、マーケットは重要な分水嶺を目前にし、神経質な展開が続きそうだが、ここで注目したいのが通信販売業界。不況の長期化による消費の巣ごもり化、インターネットの普及によるネット通販の拡大などにより成長力を増している企業がある。

大手のニッセンホールディングス(8248、主力大証)は通販売上に占めるネット経由の比率が5割まで上昇しており、猛暑で外出を控える消費者が増加したためか、ネット経由の月次売上は7月が前年同月比5.4%増、8月が同15.3%増と好調に推移している。

通販全体の売上も7月が同2.9%増、8月が同7.6%増と順調で、今12月期の業績予想は増額の公算が大きい。通販事業者などの商品代金や料金の回収をコンビニエンスストアなどが代行する、収納代行の草分けである電算システム(3630・(2))も業績は順調に回復中だ。

【提供:モーニングスター】
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コメント 2

bamboosora

ご無沙汰してます。
株価と円相場は毎日チェックしてますが、
本当にこれから先のことが心配です。
携わってる人たちは皆エリートなんだから・・・。

by bamboosora (2010-09-23 17:52) 

まーぶる

> bamboosora さん
ご訪問&コメント有難うございます!
ほんとですね、株価と為替はやはり切っても切れない関係だとつくづく思います。
日本単独の介入でどこまでやれるかが重要だと思いますが、今回の介入は個人的にはやってくれてよかったと思います。
ただ、ここから協調介入に持っていくには、難しそうなのが難点でしょうが・・・
政権をとにかく安定させてほしいですね。
by まーぶる (2010-09-27 22:43) 

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